といっても1年ぐらい前から時々プレイしていますが。


・Slay the spireってどんなゲーム?

ざっくり一言で表すと
「ローグライク・カードゲーム」

steamのページを見ればどんな感じかすぐ分かるだろう。
https://store.steampowered.com/app/646570/Slay_the_Spire/?l=japanese

トルネコの不思議なダンジョンやら風来のシレンやらのように
毎回レベル1、所持品無しの初期状態からスタートして、
拾うアイテムを駆使してそのダンジョンをクリアする形式。(ローグライク)

最大の違いは、装備やアイテムのかわりに
複数枚のカードが入った「デッキ」があり、
ボスまでの道中で強いカードを入れたり弱いカードを消したりしながら、
戦闘ではデッキから引いたカードで戦う。
フィールドもマス目ではなく、簡単なステージ選択しかない。


およそ70種類のカードと100を超えるレリック(持ってるだけで効果がある)があり、
「必ずこの強いカードを入手できる」といったイベントもほとんど無い。
敵を倒すと、ランダムに提示される3枚から1枚を選択して入手していく形式なので、
手に入ったカードやレリックにあわせて次のカードを選んでいく、
という事をしなければならない。

最初はよく分からなくて、適当に強そうなカードを取るのだけど、
それだとなかなかクリアできない。
このカードはこれと組み合わせると強いぞ、
といった知識が増えてくると、クリアできる事が多くなってきて楽しい。

予想外のカードの組み合わせが強くて驚いたり、
以前の失敗から学んだ知識を上手く活用してクリアしたり、
っといった事を楽しむゲームだ。

とにかくランダム性が強く、毎回違った展開になりやすく、
キャラも4人居て各キャラごとにカードが全部違い、
さらには周回モード(クリアするたびに少し難易度を上げれる)もある。



最近、日記を全然書いてなかったので、
しばらくはこのゲームについての攻略?についてでも書こうかなと思う。
といっても、ほとんどの情報はwiki見たら書いてあるんですけどね。
wikiなどにあまり書かれてない情報を書こう、ということで、
今回はこの内容。


「序盤はコスト2or3のカードは強いから取るべき。」
(カード左上の数字のこと。正式名称が分からないので本記事ではコストと呼ぶ)

取るべきではない弱い2or3コストのカードも存在するが、
だいたいは取ったほうが強い。


今回はその理由について説明しようと思う。

・選択肢が増える
例えば、「1コストの攻撃2枚、1コストの防御2枚」という手札だと、
攻撃2+防御1 or 攻撃1+防御2 という2通りしか選択肢が無いが、
「コスト2攻撃、コスト1攻撃、コスト2防御、コスト1防御」
という手札だと、同じ4枚の手札でも4通りの選択肢が存在する。
敵の行動により細かく対応できるようになるというわけだ。

・状態異常/呪いに対して強くなる
たとえば、状態異常の「めまい」4枚と何か1枚を引いたとする。
その1枚が1コストなら1コスト分の動きしかできないが、
その1枚が3コストなら、コストを全部使い切れる。
高アセンションだと確定で呪いが1枚追加されるし、
また、?イベントにおいて、
呪いと引き換えに何かを得る選択肢を選びやすくなる。

・コスト増加系のボスレリックは強く、それと相性が良い
ボス箱から出るデメリット付きのコスト増加レリックは非常に強い。
3コストだと耐えれない攻撃も4コストあれば耐えれるかもしれないし、
3コストだと殺しきれない相手も4コストなら殺しきれるかもしれない。
選択肢が増えると同時に、戦闘力そのものも大きく上がる。
ただし、1コストのカードばかりのデッキだと、
攻撃したいのに攻撃を1~2枚しか引いてない場合や、その防御の場合など、
増えたコストを有効活用できない場面が多くなってしまう。
特に、ぶっちぎりで最強レリックの「スネッコアイ」は
デッキのコストが高いほど強くなる。


コスト2or3のカードが強いというよりは、
デッキのカードのコストがばらけていた方が強い、
初期デッキはほとんど1コスだから2や3を取ろう、
という感じの話ですね。


もちろん、レリックによっては
コストが軽い方に偏っていた方が強いものもありますので、
そういったものが多く取れた場合はデッキを軽い方に寄せるべきでしょう。

「必ずこうした方が強い」というものが少なく、
「運要素に噛み合ったものを選ぶのが強い」というゲームなので。
・スネッコアイ (レリック) ボス宝箱から出現
ターン開始時、2枚カードを追加で引く。
戦闘開始時に混乱。


数あるボスレリックの中でもぶっちぎりの最強レリック。
統計サイトでも、明らかに勝率が上がっている。
今回はこれについて考察してみようと思う。


効果について
・混乱は防ぐことはできない。
・コストは「0,1,2,3」のどれかに変化する。
・ドローした時にのみ変化する。
 →「デッキから選択して手札に加える」ではコストは変化しない。
 →一度変化したものは、捨札やそこからシャッフルした山札でもそのまま。
  →0で使ったカードをどうにかしてドローせずに手札に戻せば0のまま。


こいつがどう強いかというと、単純にプレイできるカードが増えるから強い。

初期コストが3 手札が7枚 コストが0~4でランダム
コストの低い方から順にカードを使用する

という条件で10万回シミュレーションを行ってみたところ、
使用したカードの枚数は平均3.84枚だった。

0コスト2枚、1コスト14枚、2コスト5枚、3コスト2枚
という平均コスト1.3の普通のデッキの平均プレイ枚数が
3÷1.3=2.31枚である事を考えると、
平均3.84枚という数値がいかに大きいか分かるだろう。
(全く違う方法で算出した数値なので比較するには微妙だが。)


ちなみに、コストが高いものばかりで事故る確率もシミュレートしてみた。
試行回数10万回でプレイできた枚数が
1枚: 866
2枚: 9688
3枚:28400
4枚:34143
5枚:20263
6枚: 5908
7枚: 732

1枚しかプレイできない事故が約0.9%
2枚しかプレイできない事故が約9.7%

という結果。


さらに、コスト増加レリックによってコストが4である場合もやってみた。

平均プレイ枚数4.30枚

1枚: 40
2枚: 3914
3枚:19371
4枚:35016
5枚:28155
6枚:11530
7枚: 1974

1枚しかプレイできない事故が0.04%
2枚しかプレイできない事故が約3.9%

平均プレイ枚数はそこまで大きく変化しないが、事故率は大幅に下がる。





では、これを取れた場合、どういうカードをピックすべきか?
どのようなカードと相性が良いのか?


・コスト関係なく効果自体が強いカード
コストの重いカードの方が、コスト軽減が大きいから強い、
と思うかもしれないが、厳密にはそうではない。

例えば、悪魔化、リミットブレイク、レリックなどなど、
筋力上昇が大きく期待できる場合、
「ソードブーメラン」(ランダムな敵に3のダメージを3回与える。)
「霊魂切断」(「アタック」以外の手札を廃棄する。16のダメージを与える。)
この2枚でどちらの方が強いかというと、ソードブーメランだろう。
(筋力20ならブーメランの方が33ダメージも高い。)

実際には、コストの高いカードの方が強い事が多いが、
上記の例のように逆転するパターンも存在するため、
何も考えずにコストの高いカードを取ればいい、
というわけではない事に注意が必要だ。
見るべきはコストではなく、現在のデッキにおけるそのカードの効果の強さだ。



・ドロー効果付きのカード
「ドローしたカードが0コストで即座に使える」という可能性があるため、
特に、複数枚ドローできるカードは強いので積極的に取りたい。
手札にはハズレの3コストに変化したカードがだいたいあるので、
引いて捨てる系のカードも十分強力だ。
レリックのギャンブルチップはやばい、
初手の0~1コストのカードだけ残して残りを入れ替えることができる。



・HP回復効果のあるカード
低確率で「高コストばっかりだ!」という事故が起きるため、
普通のデッキよりも事故率が高くなっている。
同時に、敵を倒してもコストが余るような調子の良い場合も多い。
そういった場面でHP回復効果のあるカードを使うことで、
事故による被弾をリカバリーすると安定性が上がるだろう。



・カードではないが、
あまりカードをプレイできなかった事を次ターンのプラスにできるレリック
アイスクリーム(消費しなかったコストが蓄積される)
懐中時計(プレイした枚数3枚以下なら次ターン追加3ドロー)
も相性が良い。



追記
開始時にボスレリック交換でスネッコアイ引いて
そのままアセンション20心臓倒したデッキだと
カードの平均コスト1.35 コスト増加レリック1個で基本コスト4
→平均5.83コスト分プレイできる≒スネッコアイが+1.8コスト相当
という結果だった。
黒人差別への抗議を訴える運動が急速に広がっていますね。

それを受けて、プログラミングなどで使われている、
ブラックリスト ホワイトリスト
という単語は、人種差別主義の文化を反映しているとして、
ブロックリスト 許可リスト
という言葉へ変更するという動きが出てきたりしています。


日本語にも、「白=OK」「黒=ダメ」というイメージの単語が
たくさんありますが、これも人種差別の文化に関係しているのでしょうか?
そんなわけないだろ、と思うのですが、
念のため、思いついた単語の語源についてちょっと調べてみました。

(ソースはどれもネットで調べて出てきた適当なサイトなので、
どれも信憑性はあまり高くありませんのでご注意ください。)


黒(犯罪者)白(無罪)(警察用語)
善悪は関係なく「白=無」「黒=有」の意味だったが
事件との関係が、「無い=白」「有る=黒」という意味で使ってるうちに
黒=犯罪者、というイメージが広がってしまったらしい?
昔の中国で、罪人の顔に黒の入れ墨をしていたことから、
黒=犯罪者のイメージが古くからあったという話もある。

白星(勝ち)黒星(負け)
江戸時代の相撲の結果の勝ち負けを一覧で表す「星取り表」から。
相撲に勝った=倒れてなくて土ついてない=白
相撲に負けた=倒れて土がついている=黒
というのが語源なんじゃないかという話があるが定かではない。

腹黒い(表面上はそうでなくても、心の中で悪巧みしている)
「サヨリ」という魚が、外見は綺麗なのに
さばくと腹の中が真っ黒なので、外見と中身が違うよねという意味から。

白黒つけよう(勝ち負けをはっきりさせよう)
囲碁が語源らしい。

他にも、古代日本(700年代とか)では、
白い服は最も位の高い人しか着れなかったり、
白い動物が尊ばれていたりと、白が良いものとして扱われていた歴史は長い。


うーん とりあえず日常的に使っている白/黒の表現は
人種差別とは関係ないみたいで一安心かな。
元気な時はゲームをする。
元気がない時はゲームの動画を見る。

どっちにしろゲームじゃんという話はおいといて、
最近は元気がないのでゲームの動画を見てばっかりだ。


それとも元気が出るほどのゲームを見つけれてないだけか?
疲れも睡眠も忘れてのめり込むほどのゲームに出会えてないのか?
いや、そんなことする元気が無いだけなのか?


自分を観察・分析せねば。