暁月で追加された新スキル3つについて考察してみた。



 匠の神業
  インナークワイエットのスタックが10の時にのみ使用可能。
  耐久を消費せず、品質を上げる。
  消費CP32 効率100


まず、同じ「CPを多く消費して耐久の減少を減らす」系スキルの
倹約加工と比較してみると、
消費CPが7多くなったかわりに耐久消費が5少なくなっている。

マニピュレーションの耐久回復効率が
CP96で耐久40回復=CP12で耐久5回復

倹約+下地○○を4回使った場合でも
CP56で耐久40節約=CP7で耐久5節約

匠の神業は、マニピュよりかなり効率が良く、
漆黒で使いまくってた「倹約→下地○○連打」
の効率にも匹敵するほど、CP耐久効率の良いスキルだと考えられる。

ただし、匠の神業はインナークワイエット10限定のスキルだ。
倹約加工みたいに、連打してスタックを貯めるのには使えない。
スタック10になった後に使う加工スキルは、加工効率が重要になってくる。

というわけで、次に、加工効率について見てみる。
耐久は5=CP7~12で換算してみた。

匠の神業
 効率100 CP32
          →効率100につき消費CP32

経過観察+注視加工
 効率150 CP25 耐久10(≒CP14~24)
          →効率100につき消費CP26~32.6

加工+中級加工+上級加工
 効率375 CP54 耐久30(≒CP42~72)
          →効率100につき消費CP25.6~33.6

加工効率はぶっちゃけそこまで強くはない。
特に、効率が100しかないので、グレストとの相性はとても悪い。
(逆に1ターンしか消費しないのでイノベとの相性は良い)

まあ、そもそも、
 グレストCP32で+100%が1回=CP1につき+3%
 イノベCP18で+50%が最大4回=CP1につき+11%
と、グレスト自体があまり強いスキルではないので、
効率の良いイノベとの相性が良い=強い、と考えられる。

例えば、インナークワイエットスタック7の状態から
最後のグレストビエルゴまでの回しを比べてみると、

・以前よくあった回し
イノベ→倹約加工x4→グレストイノベ→経過+注視加工→グレストビエルゴ
消費CP249 耐久40 加工の進みは効率3360相当

・匠の神業回し
イノベ→加工→中級→上級→神業→イノベ→神業x2→グレストビエルゴ
消費CP242 耐久40 加工の進みは効率3420相当

と、神業回しはかなり良い成績になる。

ぶっちゃけこれは、神業が強いというよりは、
・経過+注視に使っているグレスト自体があまり強くない
・インナークワイエット7前後での加工→中級加工→上級加工が強い
というだけかもしれない。

ただ、神業で効率良く耐久を節約できた結果、
その潤沢な耐久をがっつり使って加工→中級→上級コンボが使えた、
と考えればまあ神業は十分強いと言えるだろう。



では次!


上級加工
 耐久を消費して品質を上げる。
 消費CP46 効率150
 コンボ条件:中級加工
 コンボボーナス:消費CPが18になる

まず、コンボせずに使用すると燃費が悪すぎるので、
 加工→中級加工→上級加工
とコンボして使う前提のスキルだろう。


次に、製作後半でよく使ってた
 経過観察+注視加工
のコンボと加工効率を比較してみる。

換算作業は1個前のとこで既にやってるので結果をもってくると

 経過観察+注視加工 効率100につきCP26~32.6
 加工+中級+上級  効率100につきCP25.6~33.6

こうなっており、ぶっちゃけ効率はあまり良くないように見えるが、
加工には必須といえるイノベーションの事が考慮されていない。

イノベ1ターン=CP4.5 として加算してから計算してやると

 経過観察+注視加工 効率150につき消費CP32.0~38.6
 加工+中級+上級  効率150につき消費CP29.2~37.2

経過+注視よりも少しだけ効率が良いという結果になる。


最後に、製作前半での使用を考えてみる。
インナークワイエットを換算するのは難しいので、
同じインナークワイエット+3の回し同士で比較してみる。

最初に真価を使ってインナークワイエット2から始まるとして


イノベ+倹約加工x4
 消費:CP118+耐久20
 加工の進み:IQ10で効率405相当

イノベ+倹約加工+加工+中級+上級
 消費:CP97 + 耐久35
 加工の進み:IQ10で効率487.5相当

これだと比較のしようがないので、
 耐久5 = CP10
 IQ10での効率150の加工の進み = CP33
という比を使って換算してやると

イノベ+倹約加工x4
 消費:CP118+耐久20 = CP158
 加工の進み:IQ10で効率405相当 = 89.1
 158 - 89.1 = 68.9
  →インナークワイエット+3するのにCP68.9使っている

イノベ+倹約加工+加工+中級+上級
 消費:CP97 + 耐久35 = CP167
 加工の進み:IQ10で効率487.5相当 = 107.25
 167 - 107.25 = 59.75
  →インナークワイエット+3するのにCP59.75使っている

こうなる。

どういう計算なのか非常に分かりにくいかもしれないが、

 倹約加工連打のかわりに
 加工+中級+上級を使うと加工が多く進むので
 その分だけあとで加工スキルを使わずに済むのをCP換算して差し引けば
 加工+中級+上級の方がCP効率が良い

ということを意味している。

要するに、加工+中級+上級は製作前半でも強いということだ。


実際に製作前半で使用する場合は、耐久消費が大きい事が問題となってくるので、

真価→マニピュ→ヴェネ→倹約→下地作業x3
    →下地加工→イノベ→倹約加工x3

とかやっている所を

真価→マニピュ→ヴェネ→長期倹約→下地作業x3
    →イノベ→下地加工→加工→中級加工→上級加工

という風に、倹約を長期倹約に変更する事で耐久消費を抑える工夫が必要だろう。

ちなみに、上記のように回しを変更した場合、

・耐久消費とインナークワイエット増加はおなじ
・CPは25.5多く消費する(上の回しのイノベ1ターン残りをCP4.5換算して)
・加工はCP33相当多く進む

差し引くと、CP7.5相当ぐらい下の回しの方が強いということになる。


次!






倹約作業
 耐久の消費を半分に抑えつつ、作業を進める
 消費CP18 効率180


これまで最強の作業スキルであった下地作業と比較してみる。


ヴェネ+倹約+下地作業x3
 作業効率1620 CP114 耐久30(≒42~72)
 (倹約は1ターン余るので56*3/4=42として計算)
          →作業100につきCP9.63~11.48

ヴェネ+倹約作業x4
 作業効率1080 CP90 耐久20(≒28~48)
          →作業100につきCP10.93~12.77

基本的には弱い。(というか倹約+下地作業が強すぎる)
というか、模範作業から消費CP+11、消費耐久-5、
つまり、CP11で耐久5節約してるので、
倹約加工や匠の神業と比べると効率はかなり悪い。

倹約加工は「少ない耐久/CP消費でインナークワイエットを+1する」
という面での効率が良いので良く使われているが、
作業にはそういったバフが存在しないため、そういった利点も無い。

ただ、ヴェネ+倹約+下地作業連打は1発が大きいため、
最終確認を使ったりして、作業1回分が無駄になる事が多い。

 ヴェネ+倹約作業x3+作業 でぴったり完成する時など
倹約作業を使うことでぴったり完成させられるような場面では
こちらを使った方が効率が良い、という事もあると考えられる。





まとめ

・神業は イノベ+神業連打 が強い
 イノベ→神業→神業→グレスト→ビエルゴ とか

・加工→中級→上級コンボは
 強いけど耐久消費が大きいので難しい

・倹約作業は基本的には弱いけど、
 使った方がぴったり作業終わるような場合はアリになる事もある。

・開幕の倹約+下地作業連打は相変わらず強いので、
 前半のスキル回しはあまり変わらなさそう。




おまけ

新スキルを使ったスキル回し(適当に考えただけ)
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ステータスや制作物によって色々変わるでしょうけれど、
だいたいこんな感じの回しになるんじゃないかと思います。

前半では
倹約→長期倹約に変更して耐久を稼いで
それを利用して倹約加工連打を加工中級上級コンボに変更

後半では
経過→注視などを匠の神業に変更して耐久を稼いで
それを利用して倹約連打を加工中級上級コンボに変更

結果、中盤で3段コンボを2回使用するという
全体的に以前とちょっと違う回しとなっています。

多くのスキルが1~2回しか使われていなかったり
各種バフの持続がちょうどギリギリだったり
けっこうオシャレな感じがして個人的には良い(自画自賛

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