まず、私は「パワーワード」という言葉はあまり好きではない。

言葉自体はそこまで嫌いではないのだが、
とりあえず何でも「パワーワード」って言っとけいいやん、という感じで、
私の考えてる意味とは全然違う意味で広く使われまくってて、
それが違和感がありすぎて嫌いだ。

(そもそも、パワーワード、という言葉自体には厳密な定義は無いので、
そういった使い方が間違っているというわけではありません。)


私の中での「パワーワード」は、

・その単語は、印象深い、インパクトが強い。
・今までにない表現、単語の組み合わせである。
・確かにそれはそう表現するな、という納得感がある。

というものである。「斬新かつ強烈だが、しっくりくる単語」という感じ。
(再度書くが、これが正しい意味であると主張しているのではありません。)

この「斬新」という部分が抜け落ちたまま「パワーワード」という単語を
使っているのをよく見るのだが、私はすさまじい違和感を感じる。



例えば、どんなものが私の中の本当のパワーワードかというと、

「ゲーミングわりばし」

これは2016~17年ぐらいにでてきた表現だが、パワーワードだと思う。

※ゲーミングわりばし とは、高性能のゲーミングPCにおいて、
高性能なグラフィックボードは重く、取り付けた周辺が重さでたわむので、
グラフィックボードを支えるためのつっかえ棒として、
入手/加工が簡単なわりばしを使用したものをそう呼ぶ。
参考画像 https://pbs.twimg.com/media/DJ7kfdBV4AEPf6b.jpg

ゲーミング と わりばし という一見何の関係も無い2つを組み合わせており、
斬新な表現で、インパクトも強い。
そして、実物を見れば、確かにゲーミングPC特有の問題を解決するために
割りばしを使用しており、しかも、入手/加工が容易だという点で
わりばしを使用することが理にもかなっており、納得感がある。

これが私の考える「パワーワード」というものである。

コメント

Hotmilk
2018年1月24日18:52

私が2017年度パワーワード・オブ・ザ・イヤーに認定した、
「出したけど、かけるつもりは無かった」
はいかがでしょうか?

四日市
2018年1月27日6:56

それはパワーワードではないと私は思います。