1.目的

ウェアウルフカードの説明文には、
「攻撃時[★]%の確率でバックアタック判定」
と書かれているが、これを複数装備した場合、
以下の2通りの挙動が予想できる。

A.全カードの%が合計される
B.それぞれのカードの10%判定が個別に行われる。

前者と後者では、複数装備した時の背後判定になる確率が異なる。

ゲーム内ではどちらの方法なのかを調べることが、目的である。


2.原理

クリティカル発生が155のキャラクターで
背面からのクリティカルヒット率が72%上昇するLv6スニークヒットを使用し、
クリティカル抵抗120のグリーンコープスフラワーを攻撃した時、
正面とから攻撃した時のクリティカル率は、

クリティカル率=(クリ発生-クリ抵抗)*42/キャラレベル
=(155-120)*42/280 = 5.25%

となり、また、背面から攻撃した時のクリティカル率は、

正面からのクリティカル率+スニークヒットによるクリティカル率
=5.25%+72%=77.25%

となる。この時、ウェアウルフカードの判定が
「A.全カードの%が合計される」
である場合は、ウェアウルフカードにより背面攻撃になる確率は
10%×7=70%
最終的なクリティカル率は
(1-0.7)*5.25+0.7*77.5 = 55.65%
となる。

また、ウェアウルフカードの判定が
「B.それぞれのカードの10%判定が個別に行われる。」
である場合は、ウェアウルフカードにより背面攻撃になる確率は
1-(0.9^7)=0.48%
最終的なクリティカル率は
(1-0.48)*5.25+0.48*77.5 = 39.93%
となる。


3.実験方法

アレメテの森のグリーンコープスフラワーを
1000回攻撃し、クリティカルヒットした回数を数えた。

その敵を最初に攻撃した攻撃は集計からは除外した。
一部はオブリークショットにより2体動時に攻撃し、
その2ヒットを2回の攻撃の結果として記録した。


4.結果

1000回中、573回クリティカルした。
従って、今回の実験でのクリティカル率は57.3%だった。


6.考察

実験結果のクリティカル率は、
「A.全カードの%が合計される」
の理論値に近く、もう一方からは大きく離れているため、
ゲーム内での処理はこちらであると考えられる。

また、理論値と実測値の間に差が存在するが、
試行回数が少なかったことに起因する誤差であると考えられる。


7.参考文献
http://wikiwiki.jp/tosjp/?Guide%2F%A5%B9%A5%C6%A1%BC%A5%BF%A5%B9#r26cc1b9
ステータス Tree of savior Wiki Wiki*

http://www.tosbase.com/database/monsters/401445/
Green Corpse Flower - Monster Database - Tree of savior Fan Base

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